緑色の朝焼け

ぽつぽつと書きます

これだけ集めても

 

親戚の家から出てきた古銭を、

クッキーの缶いっぱいに集めても、

総鑑定額は  600円  程度…

 

主に昭和初期の5銭、10銭、1円の硬貨など。特にレアで収集価値のある硬貨でなければ、アルミニウムなどの金属として「重さ」での鑑定(というよりも相場と照らし合わせた量り売り)となってしまう。せっかく種類別にわけたのにね…

因みに紙幣の方は価値なしと言われてしまった。残念。

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缶一杯の「ただの金属」

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文字に起こすか口述するか

 

メールや書き物の文章を考えるときにはとりあえず文章を書いてから考える、というのが自分のやり方。脳内で起承転結を組み立てるよりも、文章にしてから「見て」再び脳内に戻して考える、というのが自分の中では普通なことだった。

ところが世の中には「文章をしゃべってみて組み立てる」という人もいる。声に出してから内容を考えているらしい。

 

文章を紙なりパソコンなりに書いてしまえば文字として残るので文字と考えを遡ることができる。一方次から次へと何かをしゃべっていると、始めに何をしゃべっていたかは一字一句完璧には覚えていないはず。「ええっと、最初何から話していたんだっけか…」となるんじゃないの?

…こう考えるのも、自分は記憶するのがそこまで上手ではないのと、滑舌がよろしくないためにあまり喋るのが好きではない、からなんだと思っています。

玉鋼のキラキラ

 

熱田神宮に参拝した。

境内の一区画に「草薙館」という、貴重な日本刀が何口も納められている現代的な宝物庫がある。越前の朝倉義景に仕えた武将、真柄直隆戦場で振るったという、全長3m、重さ4kgを超える大太刀「太郎太刀」、そしてその弟の直澄のものと言われる次郎太刀(こちらは刀身は短いが寧ろ重い)が展示の目玉。他にも様々な脇差や太刀が揃っているが、それよりも惹かれたのが実物の玉鋼だった。

 

玉鋼というのは日本刀製作に欠かせない、たたら精錬の末に作られる最上級の品質の鋼であるが、単なる光沢のある鉱石かと思いきや、内部に鮮やかな赤や青、薄い琥珀色がキラキラとしていた。(写真撮影が禁止されていたので画像はありません)

ネットで調べていると、これは「熱による薄い酸化膜」によるものだとか。

それにしても、この美しく輝く部分がその後日本刀の製作の精錬で失われてしまうのが少しもったいなく感じられる…

ダイナモの渦

 

親戚の子ども(…という言葉も変で、彼らもよく考えたら親戚だけど)に久しぶりに会って話していると、前回会ってからいろいろなことを勉強し習得したりと、ものすごい勢いで出来ることが増えていっている。

…本を読んで読書感想文を発表した(それも驚くほどよく書けていた)、親戚に将棋で勝った(いつの間に将棋を習ったのか)、自由帳に絵を描いた(上手)…本当にいつの間にこんなこと出来るようになったの?それもたった数ヶ月の間で?

 

さらに驚くのが子どもたちの親のバイタリティ。彼らの習い事や宿題に「嫌嫌ついていっている」のではなく、寧ろ「子どもたちがメキメキと成長するのに呼応するかのように」快活に動き回っているように感じられた。

子どもたちの加速するような活動に影響されているからか、それとも元々そういうエネルギーが身体に溜められて発散されているのかはその時にはわからなかった。けれども感じたことはある。

こうした「ダイナモ」のような人がいる周りには、元気な人、外に広がる生命力にあふれた人がいる、増えていく、循環していく。

「あお」「みどり」

 

前回、「みどり色」の空について書いたのに因んで、「みどり」の話。

色を表す意味での「みどり」を漢字で書くと「緑」「翠」「碧」の3種類の漢字に分かれるが、コトバンクの解説によると

・「緑」は「色名の一つ。JISの色彩規格では「明るい緑」としている。一般に、青と黄色の中間の色のこと。草木の葉の色をさす。」

・「翠」は「みどり。青緑色。」

・「碧(へき)」は「深い青色。青緑色。」

と、3つともそれぞれ別の領域の色を表している。

 

「みどり」と似たように広い範囲の色をカバーする「あお」についても、「青」「碧」「蒼」とあるが、「碧」は「みどり」と「あお」どちらにも属する漢字。しかも上記のコトバンクの説明には「青緑色」を指すとあって、「『あお』なのか『みどり』なのかはっきりしてくれ!」とも言いたくなる…けれど、どちらとも取れる色でもあるし…

 

因みに、「蒼」は「深い青色。青緑色」を指すそうだ。ここでも青緑色が出てきたが、「もうここまできたら青緑色は「『碧』『碧』『蒼』どれでも好きな字を選べ、どれも大して変わらん」ということなのかもしれない。

 

 

日の出直前の空

朝焼けといえば赤色、というのが常識だと思っていた。ところが昨日の早朝の日の出直前の空を見て真っ先に思ったのが「空が緑色」ということだった。

限りなく黒に近い夜空に太陽の光が混ざることで、地平線から順に赤からオレンジ、黄色、緑、青、黒…のスペクトラムの層に見えるわけだが、その中でも「緑」色に目が強く反応した、ということなんだと思う。

日の出、そして朝焼けといえば赤やオレンジ色の空、というのが自分の中での常識(もしくは思い込み)だっただけに、緑色の空に少し心を奪われていた。

 

最も、少し経つと太陽は東から姿を現し、いつもの青空が広がるのみだった。

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後にその時に撮った写真を見ても、あの時の空の「緑」が感じられない。目に映る景色、心に焼きつく景色、そしてデジタルな画像、どれもそれぞれ違うものでした。

【チャリで行った】5・6日目 京都ぐるりと大阪へ

5・6日目。

 

 はじめに。なぜ「5・6日目」としているかについて。

 京都到着の次の日は市内の観光に費やし、その次の日の半分近くも観光、そして午後の残りで京都を経ち大阪に向かいました。京都市内観光のこと...は別に書いていき、このページでは大阪への移動をメインに書くことにしました。勝手ながら。

 

 その京都出発は東寺(教王護国寺から始まります。

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 弘法大師こと空海が開祖の真言宗、その総本山(正確には「東寺真言宗」の総本山のようです)。極楽浄土の地図、と言われる両界曼荼羅など国宝級文化財もわんさかある。なかでも境内にある日本一高い木造の五重塔は新幹線の車窓からも見えるほど。要は京都駅から近い。

 その文化財を見学。はあー。けれども東寺で最も感動したのが

 

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 ぜんざい。シンプルに、甘くておいしい。さらに、すっきりとしたほうじ茶。そして極めつけが、ぜんざいの甘さをシめる、本当の主役こと、この塩昆布。長旅の疲労がフゥ~と澄んだ空へ飛んでいく。

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 それを五重塔を見ながらたった数百円でいただける贅沢さ。これまで食してきた甘味の中で最も美味!と断言できる。でもそれは旅先のテンションで食べたからでは?というのはさておき、もし京都を観光される方がいらっしゃるなら、是非とも東寺でぜんざいを味わってください。京都駅から近鉄で一駅と近いですから。

 

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 はい。さて。大阪へ向かおうとするとまだ数百メートルしか進んでないのに道標に「500」の数字が。国道1号、東京の日本橋から500kmの地点です。...ずいぶん遠くにきましたね。

 京都市西側を流れる桂川を渡るとそこは向日市

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  無効町向日町駅の踏切。こいつ貨物の写真ばっかり撮ってるなそんなにEF210ECO-POWER桃太郎が好きか今日は線路を運んでおりました。

 

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 それとこの踏切、いったいどこの層に需要があって喜ばれるのかどの線路が何に対応しているのか(例:上外=上り線の外線、JR京都線の京都・米原方面の新快速などが通過する線路)の案内板がありました。たいへんよくわかりました。

 

 長岡京を抜けて天王山の戦いで有名な山崎へ。

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 ...巨大なフック付きタコ吸盤が大地に吸い付いてる...ではなく、ここはサントリーウイスキーの山崎蒸留所。の外。

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 すぐそばを線路が何本も走っている。新快速も高速で行ったり来たり。びゅーn

 

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 山崎の隣は大阪府島本町。に入ってすこししたところで、突如体の動きが鈍る。ここまで休みの日を設けずに1週間近く自転車を走らせており、連日の疲労が溜まりにたまって思うように進まない。おまけにこの日も晴天、降りかかる太陽光が体力を今まで以上に削っていく。仕方なく沿道に見えたイオンに入り涼む。気温が下がるまで待つ作戦だ。

 1時間後に外に出てみても、晴天も気温もほぼ変わりなし。

 ただそれでも寄り道はする。

 

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 千里から横道にそれて大阪万博の跡地と太陽の塔を発見。意外にも山地が近くにある。あと太陽の塔ってビカビカ目から光線を出したり動いたりはしないんですね。(漫画・20世紀少年のイメージを引きずっている)

 万博記念公園のある千里から南に行けば西の都大阪だ。

 

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 新大阪のモスバーガーでまたうだうだしていたので日がほぼ沈んでしまっている中、国道423号の新淀川大橋を渡る。地下鉄と並走する橋から大阪のスカイラインを見る。

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 そして少し行けば、JR大阪(梅田)駅。ちびっ子のころと比較して、ガラスの大きな屋根ができたり、複数の駅ビルに直結したりとずいぶん変わりました。

 自転車を駐輪場(12時間で100円くらい。やすい!)に停めてホテルへ直行。また大阪を観光します、翌日から。

 

(つづく)