緑色の朝焼け

ぽつぽつと書きます

【チャリで行った】横浜から徳島まで行ってみた。 はじめに

 

 数年前、自宅のある横浜から四国・徳島まで電動アシスト自転車で旅行したので、その時のいろいろをつらつらと書いていこうと思います。

 

日数にして(観光だけした日も含めて)10日ほど。

基本的には旧東海道JR東海道線に沿い、神戸でフェリーに乗船、高松からは山越えで徳島に入る、というルート。当初は体力等の面と相談しながら、無理そうなら京都で引き上げる、としていましたが、特に事故もなく徳島までたどり着けました。

 

道中の写真も貼りつつ書いていきます。

 

 

 

そもそもなぜこんなことをしようと思ったのか?というのは、いくつか理由があって、

  • 鉄道、自動車の旅行に飽きてきたから

  これまで個人で旅行するとき、「青春18きっぷ」や「北海道東日本パス」等を使った鉄道旅行や高速バスが主な手段でした。概ね時間通りに出発・到着し目的地もはっきりしている事、国内を数百キロ単位で容易に移動できる事、安い、さらに自分が「乗り鉄」(各地の鉄道路線に乗車して楽しむ人種)だった事が理由だったのですが、何度もやっていると正直飽きてきた

 例えば東京から大阪に向かう場合、鉄道であれば東海道新幹線」「東海道本線を乗り継ぐ」「中央本線で名古屋まで行き、近鉄で伊勢を経由し大阪へ」等いくつかルートはありますが、何度も行き来すれば慣れちゃう。ルートも無限にあるわけではないのです。飽きちゃう。

 

  • 空気にさらされる旅をしてみたい

 前述の「飽きてきた」にも関わってきますが、鉄道やバスは一度乗ってしまえば「寝ちゃってもいずれは着く」んです。外がジリジリするような熱波だろうと暴風雨やブリザードだろうと車内は基本冷暖房が効いてぬくぬくしているし、車窓くらいしか環境は変わらないので本を読むか外を見るくらいしかやることがない、そのうち眠くなる、寝る、zzz、起きたらいつの間にか終点。ああ、なんもしてないのについちゃった。

 それでいいじゃん、という声もありますが、せっかくお金を出して旅行するのに旅した気分にならない、と不満を感じるようになったんです。マンネリ、のような。

 では何か変えましょう、という事で思いついたのが、外気にさらされ続けるままに移動する事でした。

 思えば百年ほど前、自動車もない時代、人間は己の足で、あるいは馬や籠で東西南北を行き来していました。人々は舗装のされていない土埃が舞う「道」を、橋がかかっていない川があれば水の中を、雨が降れば身体を雨粒に叩きつけられながら、夏ならうだるような暑さの中を、冬なら雪の中を...たとえ馬上でも(エアコンのない)籠の中だろうと、空気に身を晒して、時間をかけて、時には命がけで移動していたでしょう。

 

 何もしてないのに着くから旅行した気分にならない→ならば、自分で動かなければたどり着けないようにする、ならば旅行した感触がもっと味わえるのでは?

 ならば徒歩、自転車、スケボー(!)、一輪車(!!)くらいなら東京から京都へいけそうだし、なんだか楽しそう!一輪車、スケートボードは小学校以来乗ってません。というか乗れません。

 

  • 自転車で行ける距離の(自分の)限界を知りたい 

 それで現実的に実行できそうな自転車を選択しました。

 徒歩も考えたのですが、ある時友達と飲みに行って終電を逃して計8kmを歩いてファミレスで始発を待つ、というのをやったのですが、信じられないくらい足が痛くて数日歩きたくなくなった...事があったんです。こんな調子だから数百kmなんて歩きたくないし高い確率で挫折する(某民放のチャリティマラソンってすごいんだねぇ)だろう

  じゃあ自転車なら何とかなるんじゃないかって考えました。全国自転車で回った強者の話も聞いたことあるし、うちのパナソニックの電動アシストの奴でいけるんじゃないですか。何とかなるんじゃないですか?たぶん。

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 でも、この電動アシストで最も遠くて往復30㎞くらいしか行ったことない。数百kmとか...パンクしたらどうするんだ?ぶっこわれて途中でオダブツになったらどうしよう?それはその時考えよう。迷わず行けよ、行けば(そのときにいろいろあると思うけどなんだかんだで何とかなるだろうし、心配は杞憂に終わるってことが)わかるさ。

 

 と、てきとうに、本当にテキトーに考えて、

 横浜から、最終的には徳島まで、

 

 行けてしまいました。

ので、次から書いていこうと思います。