【チャリで行った】3日目② 名古屋ー大垣
54階建て、高さ254mのJRセントラルタワーズを見上げていたのが午後3時くらい。
庄内川を渡り夕日が住宅地を照らす中、織田信長の居城だった清州城が見えてくる。
濃尾平野にそびえたつ城。とはいえすぐ下に堀が。
そのまま東海道線と並走し一宮や岐阜方面へ進んでもよかったが、気まぐれで何となく新幹線の線路の隣を進む。新幹線は岐阜市内へ行かず、西方にある大垣市へショートカットするようなルートを取るのでその方が早く遠くへ行けるのでは、と。
名鉄尾西線と交差。二両編成の電車が田んぼと住宅の間をゴトゴトと通過する。
そろそろ木曽川あたりにぶちあたるだろうな、と思いながら手元のスマホで地図を見ていたら気になる点が。なんと川を横断するように道が続いているではないか。ひょっとして...モーセのように水を割って進めということか?
どういう事かと思い愛知側の河岸にいくと「愛知県営西中野渡船場」とある。
「水面利用者の皆様へ」
「当該地は、西中野渡船場(県道)になっており、一般自動車の乗り入れは、禁止されています(以下略」
え、渡し舟が県道扱いなの?自動車はダメでも自転車なら渡れるってことよね?船頭さんにものすごい訝しがられるのは承知の上で向こう岸までいけるんじゃないか?と思いつつ周囲を見ても、そこは小さなハシケと小屋、後ろに木曽川が悠然と流れるだけで人っ子一人いない。どうも遅すぎたらしい。日中に来とけばよかった。おもんない。ちくしょー。
仕方なく木曽川を渡れる橋まで、すでに暗くなった中を移動するしかなかった(しかも渡船場から2㎞も離れていたので空しさが倍増)。
それにしても、西中野渡船場はナニ〇レ珍百景等もっとメディアでも青森の階段国道ばりに取り上げられてもいいはず。渡し船とか絶滅したと思っていたし。
一応参考までに:
轟音をあげて爆速で橋梁を通過する新幹線を横目に岐阜県羽島市に入る。
田舎に突然現れる光の長い帯が岐阜羽島駅。駅自体はそこそこ大きいのだが、周辺がビジホくらいしかない。この付近のナントカとかいうレストランで味噌カツ御膳をいただく。でも名古屋の味噌ってどうして過度に甘じょっぱいのか…
そして大垣市に入る、、、も、実は宿をとることを全く失念していた。いちいち探したり予約の電話を入れるのが面倒くさくなったり、ぶっちゃけ横になれるなら何でもいい、というか安上がりにしたい、という考えから某ネカフェに入りブース席でゴロンと横になって夜を越しました。
注:自転車で旅行しているので当然体力を消耗します。気持ちは昂っているかもしれませんが身体にはしっかりした休息が必要です。上記のようにネカフェで横になるのは翌日多分こたえますのでよいこのみんなや体力に相当な自身のある方以外は極力やらないようにしてください。というよりこんな発想になるやつはたいていしょうもないバカです。あんまりまねしないでください。いいですね?
(つづく)